新型コロナウイルス禍前の20年3月期を上回って過去最高益となった。輸送人員回復や運賃改定、不動産投資信託(REIT)への物件売却が寄与した。
売上高は前の期比9%増の2415億円だった。23年5月に新型コロナウイルスが5類に移行したことによる規制緩和で、輸送人員は7%増の2億1733万人。
10月から運賃改定で平均10%の値上げとなったことも追い風に、旅客収入は20%増の555億円だった。
インバウンド(訪日外国人)がコロナ禍前水準を上回る勢いで、大塚貴裕取締役は「中国客が回復していない現状でも過去最高水準で、欧米など客層の幅が広がっている」と語った。
難波―関西空港間を結ぶ特急「ラピート」の乗車率は年度平均で66.4%と20年3月期の55%台を上回ったほか、高野山に向かう高野線の特急「こうや」でも乗車率は34%と前の期より9ポイント回復した。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF303WF0Q4A430C2000000/
引用元: ・【インバウンド】南海電鉄の純利益過去最高に 24年3月期239億円
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